マッキンゼーの企業変革チームは、迅速、大規模かつ持続可能な形で企業価値を向上させるという非常に難度の高い企業変革を支援しています。
当社のクライアントは、急速な市場変化への対応や、自社の眠っている潜在力を引き出したいという思いから、勇気を持って組織をこれまで経験したことのない高みへと到達させたいという考えをお持ちです。こうした企業経営者と一緒にその高みに到達することが、企業変革チームの仕事です。
企業変革においては、包括的にすべてを対象とし、「何をするのか(What)」ではなく「どうするか」(How)」に重点を置いています。売上げ、コスト、運転資本、キャッシュなど、事業価値を創出するあらゆる要素を変革対象に含めます。重要戦略の見直しやビジネスポートフォリオの組み換えにもクライアントとともに取り組みます。さらに当社は、オーナー・株主としての立場から考えることにこだわります。また2年間の支援が完了した後も変革が長期にわたり持続することを重視します。一般的に、大規模な企業変革の成功確率は3割程度と言われている中、当社は何年もかけてこの変革手法の改善を積み重ねており、成功事例は世界中の様々な地域、文化、業界に及んでいます。
企業変革チームのクライアントには、売上高が数百億円の企業から世界有数の巨大企業まで、様々な企業のCEOや事業責任者が含まれています。当社は、クライアントと行動成果に基づく強固なインセンティブパートナーシップを結び、両者の利益を一致させ、成果をあげるためにクライアントと包括的に力を合わせます。
企業変革チームは、企業変革の現場で長年、実行にフォーカスしてきた者から成る専門家集団です。多くが事業会社やプライベートエクイティの分野を経験しており、また全員が、変革を推進し持続させるための理論や実践に精通しています。
企業変革チームは、従来型のコンサルタントとは異なります。このチームは、マッキンゼーの中核部分に位置づけられており、当社が持つあらゆる産業・機能における豊富な知見、グローバルに張り巡らされた幅広いネットワーク、独自のソフトウェアツールなど圧倒的な規模のリソースをフル活用することが可能です。
企業変革のプロセスは、事業のデューデリジェンスを実施して、事業のベースラインと改善幅を特定し、マッキンゼーの企業変革が最適な選択肢かどうかを判断するところから始まります。この後クライアントがリードする形で、12~24ヵ月かけて、クライアントと一緒に事業のあり方を抜本的に変革していきます。